鶏肉の品質向上 フィールド事例 | フィールドテスト事例

鶏肉の品質向上 フィールド事例

ハイエットが鶏肉の品質向上(安全安心の食材提供)に威力発揮!!

当研究所では、昨年8月より岩手県内の大手養鶏生産者と共同で、ハイエットによる品質向上テストを10ヶ月にわたり継続実施してまいりました。
その結果、鶏種、餌、環境が全く同条件でも、ハイエットを取り付けその水を飲ませるだけで、鶏肉の品質が格段に向上することが検体の分析数値により判りました。
下記の表はその結果ですが、驚くべきことに一般マーケットに出回っている商品には、ハイエット飼育のものと比べると、脂質成分でなんと2倍という「メタボ 鶏 」が存在しているという事実が判明しました。
製造日付や偽装表示など、社会で「食の安全」に対する不祥事が多発している昨今、消費者の皆様や食品を取り扱う観点から考えるに、真に参考になるデータと考えているわけです。

1、成分分析一覧(抜粋)

日本食品分析センター調べ

 
項   目
ハイエット区
一般対照区
ハイエット区
に対する比率
蛋白質
100g当り
18.4g
17.2g
93%
1羽当り蛋白質含有量
491g
454g
92.5%
脂質含有量
100g当り
6.7g
13.4g
200%
1羽当り脂質含有量換算
179g
354g
200%
遊離グルタミン酸
100g当り
49mg
48mg
98%
1羽当り遊離グルタミン酸量
1308mg
1268mg
97%

※テスト期間中の1羽当り平均体重はハイエット区2670g、対照区は2641g(99%)であったので換算数値はこれをもとに計算した。

2、細胞写真・モモ肉(縦断面)  倍率50倍

ハイエット処理区 対照区(もも肉)
細胞がしっかり・脂質が均一に含まれている状態
[ハイエット処理区]
脂質が不安定になっている状態
[対照区]


まとめ(ハイエット飼育の優位性)
1.蛋白質について
対照区に比べて108%と高蛋白質であることが判明。
2.脂質について
対照区に比べて51%と明らかな低脂肪肉であり、かつ全体重は101%。
(体重に差がないということは別の食味部位に変化していることになります)
3.遊離グルタミン酸
対照区に比べて103%と旨味成分が増えている。

研究所所見
飼育テストにあたって頂いた皆さん、お疲れ様でした。
全く同じ条件下でこれだけの差が出たことについて驚きです。
冒頭の食品偽装問題に触れるまでもなく、今、社会は「食の安全安心」という問題に極めて厳しい目を向けております。「比内地鶏」や「船場吉兆」の例をみるまでもなく、企業コンプライアンスの制御がなければ、廃業や逮捕者まで出る世の中です。
鶏肉について言えば、「味」の嗜好も含め、脂質の増減が即、品質の優劣に結びつくわけではありません。それでも同じ一羽の鶏でこれだけ差があるという事実は、今後の消費者への情報開示として重く受け止め、更なる品質研究も必要との認識です。
(実際、今回の対照鶏は今も首都圏を中心に広範囲に流通)
その意味では、特に今回は現場農場の皆様はもとより、測定に携わって頂いた食品分析センター様に重ねて御礼申し上げる次第です。
最後に、実際の食味の部分のご案内として、加熱した場合の結果もご報告させて頂きます。
まさに生肉の結果が、感応部分でもそのまま映し出されております。
美味しい食材は、ウソをつきません。

ハイエット肉汁 一般対照肉汁
ハイエット肉汁 一般対照肉汁


HIET試験鶏の比較(参考)
日 付:平成20年4月9日  日本創造エネルギー研究所に於いて

   
A (ハイエット使用肉)
B (未使用肉)
灰汁の出方
多少灰汁が発生してくるが
Bに比べて少ない。
灰汁が次々発生してくる。
焼いた時の脂の出方
Bに比べて量が少ない。
Aの倍位の脂が出てきた。
焼いた時の皮の状態
焦げ目が付くくらい焼いても
組織が破壊されず
そのままの状態を保っている。
焼くと組織が壊れてくる。
食味
コク(旨味)をしっかりと感じる。
淡白な味で旨味が少ない。
スープ
非常に美味しい旨味を感じる。
Aと比べて少ない。

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