無農薬野菜 館ヶ森アーク牧場 | フィールドテスト事例

無農薬野菜 館ヶ森アーク牧場

コープニュース掲載記事 06.10.10

~21世紀型農業への挑戦~
環境支援装置「HIET(ハイエット)」を追う!!!
生命メカニズムの不思議???育成光線・・・
第5回「旬を過ぎてもやわらか館ヶ森アーク牧場の野菜」

いわて生協「トウが立っても美味しく好評!」

岩手県藤沢町の館が森アーク牧場の千葉達男さん

岩手県藤沢町の館が森アーク牧場は年間5万頭を出荷する養豚経営のほか100町歩を越える敷地の中で、鹿の牧場や放牧豚や開放鶏舎での卵の生産及びハーブ園と、一般農場では野菜生産を中心とした県内有数の総合観光農園。県内外から多くの人が訪れます。
産地地消に力を入れるいわて生協とは長いお取引で各店舗へ新鮮野菜が出荷されています。また、清浄豚「館が森高原豚」は、テレビ番組「どっちの料理ショー」で「特選素材」として紹介されました。
農園企画部長の千葉達男さんは20年以上の生産経験の中で、ハイエットについて「ハイエットの使用で何より品質面がよくなった。今ではハイエットを使用しない生産は考えられない」とハイエットの効果を絶賛されています。


まるで品種が違うよう  トマトは空洞果がほぼゼロに

アーク牧場の野菜は、どれも完全無農薬の有機栽培。10年にわたって日本創造エネルギー研究所が開発した分子振動活性装置「HIET(ハイエット)」を活用し、高品質の野菜をつくり続けています。「きっかけは、前社長が水にこだわっていたからです。私も当初は半信半疑でした」。「自分の目で見て確かめなければ信用しないタイプ」の千葉さんは、導入した当初の率直な心境を語りました。当初、効果を確かめるため千葉さんは、土壌、日照など同じ条件のハウスを2棟並べ、ハイエット使用による違いを検証してみました。すると「種の発芽の良さから根の張りまで、まるで品種が違うのかと勘違いするほど生育の差がはっきりとわかった」と、当時を振り返ります。

現在では、養豚、鶏卵、野菜など全ての水源にハイエットを設置しました。「これまでの確認作業を積み重ねた結果です。あらゆる作物で大きな効果が認められました。」たとえば小麦は「穂や花の色から草丈まで、これまでとまったく違います。殻の開き方にもはっきりと差があるようです。北海道帯広から見学に来た農協の理事さんもその違いに驚き感心していました。」といいます。

トマトでは、1割程度の頻度で発生していた空洞果(実の中にスキ間が出来る現象)が「ほぼゼロ」に、また「シリグサレ病」もいつの間にか発生しなくなり糖度も高まっています。「日持ちもいいですね。収穫から数週間経っても悪くならないというのは驚きです」。と効果を実感していられます。

なかでも大きな違いは、気候が厳しい冬期の成長でした。「冬場の小松菜の場合、種まきから出荷まで2ヶ月ほどかかりますが、ハイエットの使用で1週間以上早く出荷することが出来ます。牧場内ではハーブや花き類も栽培していますが、失敗することはありません。どの作物でも同じ様な結果が得られるので安心して使っていけます」


収穫終期でも全量取引! 「やわらかい」と評判

こうして作られた野菜は、各地へ出荷され、「やわらかい」「甘味がある」と好評です。そのなかには、いわて生協の店舗も含まれています。同生協では、地産地消を目指し多くの産直品を取り扱い、一関店ではアーク牧場の専用コーナーが設けられています。同生協の担当によると「肉厚なのにやわらかく、甘味もあり好評です」とのことでした。小松菜は、10月から5月が収穫期です。通常、4月下旬から5月初旬には花芽が出て「トウが立つ」といわれる状態になります。トウが立てば筋っぽく硬くなり、一般的には廃棄処分になります。しかし乍らハイエットを使った栽培はトウが立ち花が咲いた状態でも、やわらかさと甘味があり「菜の花」と同じ様に美味しく頂ける事がわかり、ここ数年は全量取引が続いています。「これからは廃棄を心配することなく作付けすることが出来ます」。と新しい発見を喜んでいられます。

また、ほうれん草では「別の野菜として出せるほど」と、千葉さんは自信をのぞかせます。アーク牧場では品質を管理するため定期的に作物の糖度を計測していますが、真冬の時期に17度を記録したことがありました。これは、夕張メロンの基準と同じ値です。通常でも、7~10度の糖度があるといいます。「どうしてそうなったかはよく分かりません。ただ、ハイエットを通して活性化された水が細胞間に浸透することにより光合成が促進されたといえるのではないでしょうか。そして窒素代謝機能が活発になった結果、糖度を上げる要因となるでんぷん質が多くつくりあげられたと考えています」。

アーク牧場では、養豚や鶏卵で発生する堆肥を活用し、野菜の栽培をさらに広げる計画を進めています。来年は、そばやアスパラガスを新たに始めるそうです。「そばもアスパラガスも、以前取り組んだ経験があるので、より質の高いものをつくっていきたい。ハイエットは作物本来の力を高める事が出来るのではと考えているので、今回は成功させます。」と力強く話してくれました。

アスパラガスは前回、大好評になりながらも断念してしまいました。橋本志津社長も「今までも思い出しては『おいしかったよね』と語り草になっています。地元の生協さんからもハイエットで生産された野菜が評価されており、これからもっと多くの生協担当者にハイエット農法をPRして、安心・安全の生産物を沢山つくり提供していきたいですね」と、自信と期待を語ってくれました。


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