野沢菜とブルーベリージャム 前沢産業 | フィールドテスト事例

野沢菜とブルーベリージャム 前沢産業

コープニュース掲載記事 06.08.10

~21世紀型農業への挑戦~
環境支援装置「HIET(ハイエット)」を追う!!!
生命メカニズムの不思議???育成光線・・・
第4回「漬物とブルーベリーに活用する前沢産業」

器材の汚れも減少!水が動いている証拠

長野県大鹿村の前沢産業は、地場産の野沢菜や白菜の漬物を製造、販売しています。今年も7月からブルーベリー農園をオープンし、さっそく来園者が絶えない盛況ぶりとなりました。同社が日本創造エネルギー研究所の分子振動活性装置「ハイエット(ハイエット)」を導入したのは、開発されて間もない5年ほど前から。現在では下漬けやブルーベリーの栽培などに使用し、現在では3台のハイエットがフル稼働しています。

漬け込み時のカビの発生が大幅減少

「導入した当時は活用方法がよくわからず手探りの状態でしたが、漬物の場合は下漬けに使用するのがもっとも効果が表れるようです」と、前沢社長は話します。下漬けにハイエットを使用することで、漬け込みタンクの表面に膜を張る「きらら」と呼ばれるカビの発生が大幅に減少したそうです。「タンクの汚れも少なくなりました。洗浄時の汚れ落ちもいいのです。これは何年も使用して実感しました。水が分子レベルで動いている何よりの証拠といえるでしょうね」。

もちろん、食味の向上にもハイエットの効果は発揮されています。同社の野沢菜漬けはスジがなく、柔らかいながらもシャキシャキとした歯ごたえが楽しめました。野沢菜は通常、日持ちすると言われる秋季でも収穫から20日以内に漬け込まなければ固くなってしまうものです。ところが、試験的にハイエットを使用して夜間散水したところ「冬季に20日経ってから漬けてもしっかりした状態で漬け込みが出来ました。乳酸菌の活性化にも作用したことで、醗酵が促進され美味しさが増した」。
前沢さんは感想を話します。こうした効果を実感した前沢社長は、漬物工場と自宅のほか、ブルーベリー農園にもハイエットを設置することを決めました。今後は加工場でも導入を検討していくとのことです。


「ここのが一番おいしい!」勢いが違うブルーベリー

7月にオープンしたブルーベリー農園にも、ハイエットは活用されています。「以前から農産物にも利用できると聞き、ブルーベリーにも使ってみることにしたのです」と、前沢さんは導入の経緯を説明してくれました。

  農園では、葉面散布と育苗にハイエットを使用しています。収穫した実は、酸味と甘味のバランスがほどよく、後味に酸味が残りません。こうした品質からオープン直後にかかわらず多くの来園者が訪れています。なかには静岡県や三重県からの来訪もあるそうです。その多くが「ここのブルーベリーがいちばんおいしい」と、10キロ近く持って帰り、自家製ジャムなどにして楽しんでいるといいます。「今年はかなり花芽を摘んだのですが、予想以上の実をつけています。それでいて新梢の成長がよいので、来年も期待が持てます」
  ハイエットを使用した育苗は、昨年の秋から取り組みを始めました。「ブルーベリーは挿し木をしてから収穫できるように育つまで4年ほど必要なのですが、とにかく使用前の木と比べると勢いがありますね」。枝の伸びが違うことは、ひと目で分かります。「あと3年ほどすれば、もっと違いがでてくるのではないでしょうか。これからが楽しみですね」。今後はハイエットを使って育てた苗を農場全体に植え替える事にしているそうです。前沢社長のハイエットに対する期待の大きさと自信のほどを笑顔で示してくれました。長野県の山奥の小さな村の一角でもハイエットがしっかり活躍し、「安心、安全」の食物作りに貢献していることがよく分かりました。


研究所からの最新レポート

分子振動活性装置「ハイエット」に対する問合せが急増しています

  理由は、天候不順による生育遅れや頻発する病気への対応、ポジティブリスト制の施行に伴い減農薬栽培を求められる生産者や団体がその対応に追われる結果、新たな栽培技術の導入を考え、技術情報を集めだしたものと思われます。
  最近になり、各地のJAから直接に資料請求や調査研究依頼が増えているので、その取り組みについて報告します。
①北海道帯広地方のJAでは小麦、大豆、長いもなどへのハイエット導入が始まり、薬剤散布にハイエット水を使用することで小麦の粒張りが良くなったのが確認され増収が期待されています。また、大豆についても発芽率の向上と初期成育が順調との報告が届いています。
②東海地方のJAではJAの育苗センターでハイエットを使用して、健常な苗づくりに成功しています。生産農家も、栽培が安定し、良質の野菜が生産できて大変喜んでいます。JAは収穫された野菜をもとにカット野菜の工場を竣工させ秋から本格稼動に入ることになっています。
  このようにハイエットを使用した農業への取り組みが組織ぐるみで始まっています。各地の生産者やJA、団体が本格的に動き出した事は消費者の「安心、安全」にも答えることになり、研究所としてもより一層普及活動に全力で取り組んでまいります。ご支援をお願いします。

粒張りの良い小麦とキャベツの育苗

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